北欧家具とステファン・リンドフォルス

ステファン・リンドフォルスは北欧のデザイナーとしてしられ、北欧家具や、インテリア雑貨のデザインを行っていましたが、40歳を迎える頃に突如デザイナーを廃業してしまった人物です。

リンドフォルスは1962年に、フィンランドにあるオーランド島に生まれ、1988年には、ドイツの照明機器メーカーにその才能を買われ、学生の身でありながら、作品を世に送り出しました。

卒業後は、北欧家具のデザインを中心に活動し、30歳までに多様な賞を受賞するなど、余す事なく才能を発揮していました。

ステファン・リンドフォルスの作品は家具にインテリア雑貨や、照明に食器にまで及び、イッタラのカップシリーズのEgoや、マルメッコのテキスタイルなど数多くの人気作品を生み出してきましたが、2000年になる事には、自分は、クライアントの要求したものに答えているだけの産業の操り人形にすぎない、と突如デザイナー業から引退宣言をして、映画監督の道に行ったそうです。

しかし、彼の作品はどれも素晴らしく、一見奇抜に見えるデザインでも、しっかりと実用性に元づいてデザインされており、緻密な計算がなせる技と言え、引退が惜しまれます。

トーマス・サンデル

トーマス・サンデルはスウェーデン建築家連盟の会長を務めていますが、北欧家具のデザイナーであり、建築家でもあります。

1959年に、フィンランドのヤコブスタードに生まれましたが、幼いころは、スウェーデンで暮らしていました。

そして、王立の工科学校で建築を学んだ後、1990年に自信のオフィスを設立し、1995年には、ウルフ・サンドベリーと、ヨアキム・ウエベルの共同経営者と3人で、デザインコンサルト会社を設立し、仕事を受ける媒体は、建築から広告まで、仕事に制限を掛けずに幅広く活動を行っています。

さらに、個人単位の仕事では、日本でも有名なIKEAを始め、アスプルンドやイタリアB&Bに、ストックホルム近代美術館のカフェなどのデザインも手掛けています。

サンデルのデザインは、シンプルでありながらも、機能性も重視しており、代表的な作品、エアーベンチなどは、通気性にも優れた機能面をもち合わせながら、角張った椅子に、いくつもの円形の穴があいている独特のデザインには、サンデルの個性を感じさせ、シンプルイズベストと言う言葉が良く似合うデザインとなっています。

ちなみに、日本の六本木ホテルにある、アンナの石というオブジェもトーマス・サンデルの作品です。